手のひらの多汗症について
多汗症の症状が出る部位は、手のひら、足の裏、わきの下、顔面、頭部の5部位に多いということですが、その中でも手のひらの多汗症の方が特に多いようです。
多汗症という病気があまり知られていないため、小さな頃から発症していても、病気と気づかれずにそのまま不便な生活を続けているということです。
手のひらの多汗症がどのようなものか、ご紹介します。
手のひらの多汗症は、その発汗の状態によって3段階に分類されています。
症状の軽い順に、
グレード1は手のひらが濡れるぐらいに湿っているが、水滴にはならない程度。
グレード2は水滴ができて、こぶしを握るとしずくが落ちる状態。
グレード3は手のひらを開いていても水滴が落ちてしまう状態です。
手のひらが濡れた状態だと、いろいろな問題が生じます。
学校の答案や、会社の重要書類が汗で破れてしまう、ピアノなどを弾くのに汗ですべってしまう、持っていた物を落としてしまう、人と手をつなぐのがためらわれるなど、普通の人には何でもないことが、多汗症の人にとってはすべて苦痛なものとなってしまうのです。
また、初対面の人と握手をして嫌な顔をされたなどの経験により、手のひらに汗をかくことに恐怖を感じると、ますます症状が悪化することになります。
多汗症は精神的な病気ではありませんが、発汗には精神的なことも関係していますから、汗をかいたらこまめにハンカチでぬぐうなどの対策をとって必要以上に緊張しないようにしましょう。
手のひらの多汗症には、塩化アルミニウム液も効果があるといわれています。
インターネットでも販売されていますが、アルミニウムを含んでいますので、肌に塗るのには注意が必要です。
きちんとした薬局で購入する、または医者に処方してもらうなどして、使い方を誤らないようにしましょう。
手のひらから汗の水滴があふれるなど、普通の人には想像もできないことですね。
手のひらの多汗症の人は小さいときから相当な苦労があったことでしょう。
また、病気だとの認識をされなかったため、単なる汗かきだとからかわれたりして、心の傷を負った方もいると思います。
このような病気があるんだということを、ちゃんと理解しておきたいものです。
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